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カテゴリー ‘特殊加工についてのご注意’ の過去の記事

FMスクリーン印刷だと高精細に仕上がります。モアレ解消にも効果ありです。

2010 年 3 月 29 日

印刷加工オプションの「FMスクリーン印刷」をご紹介します。

 

弊社のFMスクリーン印刷は、CTP(刷版)の分野で圧倒的なシェアをほこる大日本スクリーン社のハイブリットスクリーン技術「Fairdot」により、AMスクリーンとFMスクリーンの長所を生かした高精細印刷方式です。これによって、モアレミスや細線の線切れミスによるロスを削減すると同時にムダなインキを使わない等で、最高品質の印刷物を低コストで実現しています。弊社では、この高精細印刷仕上げを通称「写真刷」と呼んでいます。

 

印刷の種類としては、通常のAMスクリーン印刷とFMスクリーン印刷が選べ、特に指定がない場合は、AMスクリーン印刷が選択されます。

 

用途としては、高精細な写真が多いカタログや写真集など、パッケージ、絵はがき、ポスター、パンフレット等。CGや線画など、線切れやモアレが気になる原稿。モノクロの深みが必要な原稿などに適しています。

 

ご注文の際には、以下のような点にご注意ください。

・全面にFMスクリーンが適用されます。部分的には適用できません。

・印刷段階での色調整が難しいため、本機での色校正後の色修正にはCTP版の再出力が必要になります。

・前回AMスクリーンで刷ったものは、色味が変わる場合があります。

・弊社では、全ての印刷物に、この「写真刷」を採用しているわけではありません。これは「写真刷」が条件によっては、あまり効果的ではない場合があるからです。ご指定の紙質や図柄によって適していると判断されるものだけに「写真刷」を採用させていただきますので、予めご了承ください。

・FMスクリーン印刷用のデータは特別の加工は必要ありません。通常の版下データと同様の制作方法で制作・入稿してください。

・耐久性、耐光性、経時変化、細かさ特に問題ありません。

・コート、アートなど光沢紙に適しています。

 

その他、詳しく http://www.fudebin.com/su4003.phpサポートセンターhttp://www.fudebin.com/su2003.phpまでお気軽にどうぞ。

印刷のフデビン http://www.fudebin.com/

お知らせ, 特殊加工についてのご注意

金箔・銀箔押し加工で高級感ある印刷物に!

2009 年 9 月 28 日

表面加工オプションの「金箔・銀箔(ホイル箔)」をご紹介します。

 

箔押しはフィルム状の金銀のアルミニウム箔を印刷面に160℃ほどで熱圧着して加工します。その際に金属の型を当てて圧力をかけるため、版の形にそったエンボスができます。箔押しできる素材は、紙・布・プラスチックなど。

 

種類としては、金銀などのメタリックホイル、ホログラムホイル、色がついているピグメントホイルの3種類。色は、赤みがかった金、青みがかった金などの色味の違いや、つやあり、つや消し、赤、ピンク、グリーン、ブルーなどがあります。

仏具、神具用に22金を原料とした本金箔もあります。

 

用途としては、書籍のカバー、パッケージ、グリーティングカード、ラベル、ポスター、ノベルティ、のぼり、手帳表紙など。偽造防止として、チケットやサービス券なども。

 

ご注文の際には、以下のような点にご注意ください。

・スミベタ印刷の上に箔押し加工を行った場合、時間がたつと箔に濁りが生じることがあります。これは箔に含まれるアルミ粒子が、黒インキに含まれるカーボンと化学反応を起こして変化するためです。長期に利用するものには避けた方がいいです。

・裏面に凹のデボス(またはエンボス)がどうしても出来てしまいます。

・0.5mm以下の罫線には使用できません。線幅は1pt以上、フォントサイズは7pt以上でお願いします。それ以上小さいと文字潰れ、文字飛びの原因となります。細かな柄の場合、素材は表面が平滑なものが適しています。

・箔押し加工用のデータは、細罫(スミ100%)で加工部分を指定し、トンボ付きのデータを印刷用データと合わせて入稿してください。

・耐久性としては、強い摩擦や折れに弱いです。

・コストは比較的安価で、使用面積に左右されます。金・銀が一番安く、カラー箔はやや高め、ホログラム柄は2倍程度となります。

・紙、布、プラスチックへの加工が可能です。ただし熱に弱い素材には加工できません。

・紙の端にかかるデザインも可能ですが、扱いによっては断裁面から剥がれが起きますのでお勧めできません。

・印刷で縁取りをしてそのなかに箔押しをするなどの場合、若干のズレによって紙白が見えてしまうことがありますので、ズレを考慮したデザインでお願いします。

 

その他、詳しく http://www.fudebin.com/su4003.phpサポートセンターhttp://www.fudebin.com/su2003.phpまでお気軽にどうぞ。

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お知らせ, 特殊加工についてのご注意

SPコード印刷でバリアフリーな印刷物を!

2009 年 9 月 2 日

印刷加工オプションの「SPコード印刷」をご紹介します。

 

SPコードは、目の不自由な方のために開発されたバーコードの一種で、紙上に印刷されたコードを、専用機で読み取ることで、記録された文章を音声で読み上げてくれるツールです。SPコード作成ソフトで作成し、版下データに画像ファイルとして貼り付けます。高精細印刷によって、ページの下端に印刷し、円形の切り込みを行って、目の不自由な方でも、SPコードの場所が確認できるような加工をします。

これにより、目の不自由な方も健常者と同じタイミングで印刷物の情報を得ることができ、バリアフリー社会に貢献できます。

 

種類としては、記録させる文字数により大きさが変化します。

XS(77文字まで)、S(343文字まで)、M(800文字まで)、L(984文字まで)

 

用途としては、ユニバーサルデザインに対応した広報誌、機関紙、会社案内、メニュー、カタログ、マニュアル、伝票など。

 

ご注文の際には、以下のような点にご注意ください。

・基本的にページ下端(左右どちらか)にSPコードを掲載します。また、SPコードの存在を手で分かるように切り込みを入れます。その他、レイアウトに付いて、ご不明な点はお知らせください。

・用紙の端から、SPコードまで25mmを離してレイアウトしてください。また、SPコードの上下左右には余白角4mmが必要になります。

・片面のみに掲載する場合は、円型切仕込みを1つ、両面に掲載する場合は、円型切り込みを2つ入れます。

・無料ソフトのSPコードメーカーによって作成されたSPコードは、オフセット印刷に適していません。オフセット印刷用のSPコード制作には、有料のプロ版をご使用ください。弊社にて、コードを作成することも可能です。その際は、読み上げ原稿をWORDデータでご入稿ください。

・SPコード画像はXS(大きさ 6.8×6.8mm)、S(12.4×12.4mm)、M(18×18mm)、L(19.9×19.9mm)という大きさの規定があり、縦横比の変更や縮小・拡大をすると、読み取りされにくくなります。解像度の変更や、レイヤーの編集時には注意してください。

・SPコードの読み上げには、専用装置「スピーチオ」が必要です。スピーチオは日常生活用具給付対象品に指定されていますので、お近くの自治体で申請することで購入することができます。

・四六判110kg以上の厚い用紙が適しています。

 

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お知らせ, 特殊加工についてのご注意

バーコ印刷で印刷面に立体感を!

2009 年 7 月 7 日

印刷加工オプションの「バーコ印刷」をご紹介します。

 

アメリカのバーコ社が開発した隆起印刷方式。印刷面に光沢のある凹凸をつけます。

熱によって膨らむ樹脂パウダーをオフセット方式で印刷面に付着させ、加熱融解させることにより、絵柄を盛り上げる印刷方式です。

オフセット印刷面に別版でバーコ用の接着インキを刷り、樹脂パウダーを振りかけてから余分なパウダーを取り除き、加熱処理により気泡を作成させます。

UV隆起印刷が30200ミクロンの隆起に対して、4060ミクロンの隆起をすることができます。

 

種類としては、樹脂パウダーには、透明、金銀、白、パール、ラメなどの色があります。盛り上げの度合いによって、大粒、小粒のパウダーがあります。

 

用途としては、雑誌・書籍のカバー、パッケージ、グリーティングカード、ラベル、ポスター、ノベルティ、名刺など。

 

ご注文の際には、以下のような点にご注意ください。

・全面印刷、部分印刷ともに可能ですが、細かい線や文字の表現には向きません。

罫線は0.5mm以上必要になります。広い範囲のベタがある場合、盛り上げにムラができます。

180℃程度の熱処理を行うため、熱に弱いコーティングされた用紙(両面アート・コート)やPP貼り加工された用紙には印刷できません。また、芯にアンコの入った紙、表面PP加工したものは不可です。これは、用紙が火ぶくれ現象を起こすためです。

・片面印刷のみです。両面印刷はできません。

・マットタイプ(つや消し)はありません。

・バーコ印刷用のデータは、別レイヤー(スミ100%)で指定し、トンボ付きのデータをオフセット印刷用データと合わせて入稿してください。

・長時間の直射日光により変色することがあり、時間が経つと黄変することがあります。

・断裁面にかかると剥がれ・割れが起きるため向いていません。

・同じ盛り上げ加工のUV隆起印刷に比べると、若干安く加工をすることができます。

・UV隆起印刷との違いはUV隆起印刷は表面がフラットに比べ、バーコ印刷は多少の凸凹が発生します。

 

その他、詳しくはサポートセンターまでお気軽にどうぞ。

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お知らせ, 特殊加工についてのご注意