過去の記事

カテゴリー ‘データ制作にあたってのご注意’ の過去の記事

オフセット印刷用PDF/X-1aの[エラー]メッセージ「このPDFにはアクション機能が含まれています!!」の対処方法

2009 年 8 月 4 日

PDF/X-1aのAcrobatプリフライトチェック「フデビンチェック」で表示されるエラー
メッセージの対処方法についてご紹介します。
「このPDFにはアクション機能が含まれています!!」の対処方法
このPDFには アクション が含まれています!
アクションが含まれている場合、
印刷用ではなくシステム用のPDFファイルの可能性があります。
■このエラーへの対応策■ 
Acrobatのフィックスアップで
すべてのアクション(JavaScriptアクションを含む)を破棄します。
ここでは新規のフィックスアップを追加作成して破棄する方法を説明しますが、
一度作成したフィックスアップは保存されますので、
次回からは「3.フィックスアップを実行する」から行ってください。
≪Acrobat≫
  1.新規にプリフライトプロファイルを作成する
    [アドバンスト→印刷工程→プリフライト]を選択します。
    [プリフライト]ダイアログが開きます。

    ≪Acrobat8≫
     [編集]をクリックすると、
     [プリフライトプロファイルを編集]ダイアログが表示されます。
     +(プラス)アイコンの[プリフライトプロファイルを新規作成]をクリックして、
     [プリフライトプロファイル編集]ダイアログを開きます。
     [カスタムプロファイル]に[新しいプロファイル1]が追加されています。

    ≪Acrobat9≫
     [オプション]から[プリフライトプロファイルを新規作成]をクリックして、
     [プリフライトプロファイル編集]ダイアログを開きます。
     [カスタムプロファイル]に[新しいプロファイル1]が追加されています。

  2.フィックスアップを追加する
    [新しいプロファイル1]のリストの中から【フィックスアップ】を選択します。
    右側にフィックスアップ更新画面が表示されます。
    [すべての使用可能なフィックスアップ]から
    【すべてのアクション(JavaScriptアクションを含む)を破棄】を選択し、
    下の矢印ボタン[プロファイルに含める]をクリックして
    [このプロファイルのフィックスアップ]に追加します。
    [名前]の[新しいプロファイル1]とあるところを
    【すべてのアクション(JavaScriptアクションを含む)を破棄】に変更して、
    [保存]をクリック後[OK]をクリックして、
    [プリフライトプロファイル編集]ダイアログを閉じてください。

  3.フィックスアップを実行する
    [プリフライト]ダイアログからから、
    新規追加した(または既に登録済みの)フィックスアップ
    【すべてのアクション(JavaScriptアクションを含む)を破棄】を選択します。
    【解析してフィックスアップ】をクリックして
    フィックスアップを実行してください。
    [別名保存]で保存先を指定して保存してください。
    実行結果を確認してダイアログを閉じます。

  4.別名で保存
    PDFデータを別名で保存します。
いかがでしょうか?対処できましたか?

その他http://www.fudebin.com/su5000.php、詳しくはサポートセンターhttp://www.fudebin.com/su2003.phpまでお気軽にどうぞ。

印刷のフデビン

お知らせ, データ制作にあたってのご注意

印刷用PDF/X-1aの[注意]「このPDFには5ポイントより小さい墨ベタ文字があります」の対処方法

2009 年 7 月 14 日

PDF/X-1aのAcrobatプリフライトチェック「フデビンチェック」で表示されるエラー
メッセージの対処方法についてご紹介します。

「このPDFには5ポイントより小さい墨ベタ文字があります」の対処方法

このPDFには5ポイントより小さい墨ベタ文字があります。
このPDFには、墨ベタ(黒)の文字で5ポイントより小さいものが含まれています。
墨ベタの文字でも5ポイントよりも小さい場合は、印刷時のインキつぶれの原因になったり、
文字が読みにくい場合があったりします。
ただし、アウトライン化されている文字やEPS貼り込みファイルなどは、このプリフライトで調べることはできませんのでご注意ください。

■このエラーへの対応策■ 
Acrobatで可読性を確認します。 
    
 ≪Acrobat≫
   まずはPDFを開いて(またはプリント出力して)、
   小さな文字が読めるかどうか目視で確認してください。
   フォントによっても読みやすさが違いますので気をつけてください。
   読みやすさに問題がなければ、またはデザインで意図したものならば、
   この注意は無視をしていただいても構いません。
   読みにくいようでしたら、元データに戻って文字を大きくしてください。 
いかがでしょうか?対処できましたか?

その他、詳しくはサポートセンターまでお気軽にどうぞ。

印刷のフデビン

お知らせ, データ制作にあたってのご注意

オフセット印刷用PDF/X-1aの[エラー]メッセージ「このPDFには0.2ポイントより細い掛け合わせの線があります!!」の対処方法

2009 年 5 月 30 日

PDF/X-1aのAcrobatプリフライトチェック「フデビンチェック」で表示されるエラーメッセージの対処方法についてご紹介します。

「このPDFには0.2ポイントより細い掛け合わせの線があります!! 」の対処方法

このPDFには 0.2ポイントより細いかけ合わせの線があります!
掛け合わせ線の線幅が0.2ポイントより細い「細すぎる線」の場合は、印刷時に正しく再現されないことがあります。
[ヘアラインの修正]で線幅を「0.2ポイント」まで拡張してください。

■このエラーへの対応策■
Acrobatの[ヘアラインを修正]機能を使って、0.2ポイントまでの太さの罫線に変換します。

≪Acrobat≫
 1.ヘアラインの線幅を置き換える
 [アドバンスト→印刷工程→ヘアラインの修正]を選択します。
 [ヘアラインの修正]ダイアログが開きます。
 [ヘアライン処理の最大しきい値]と[置換]の両方に【0.2(単位:ポイント)】を指定します。
 これは、0.2ポイント(最大しきい値)よりも細い掛け合わせの線を、すべて0.2ポイントに置換するという意味です。この時[パターンを含める]にチェックを入れると、パターンとして登録されている線についても変更が可能です。
 [OK]をクリックして実行してください。

 2.別名で保存
 PDFデータを別名で保存します。

いかがでしょうか?対処できましたか?

その他、詳しくはサポートセンターまでお気軽にどうぞ。

印刷のフデビン

お知らせ, データ制作にあたってのご注意

オフセット印刷用PDF/X-1aの[警告]メッセージ「特色の数が0を超えている」の対処方法

2009 年 5 月 28 日

PDF/X-1aのAcrobatプリフライトチェック「フデビンチェック」で表示される[警告]メッセージの対処方法についてご紹介します。

「特色の数が0を超えている」の対処方法

このPDFには、CMYK以外の特色が含まれています。
意図したものならば問題ないですが、特色1色印刷や特色2色印刷の指定の場合、CMYK版のいずれかに置き換えて作成してください。
意図していないものは、CMYKに分解します。  
 
■この警告への対応策■
Acrobatで色の置き換えを行い、特色を「K版に置き換える」か「CMYKに分解して変換」を行います。
1色の場合は前者を、4色のカラー印刷の場合は後者を選べます。
2色印刷の場合は、Acrobat上で2版に置換することはできませんので、元データをPhotoshop・IllustratorなどでCMYKいずれかの2版で制作し直して、改めてPDFデータを別名で保存し直す必要があります。

 ≪Acrobat≫
1. [アドバンスト → 印刷工程 → 出力プレビュー]を選択します。
  【出力プレビュー】ダイアログが表示されます。

2.[出力プレビュー]で特色を確認
  [色分解]のリストに特色名が表示されます。
  また、[表示]で[特色]を選択すると、特色部分のみがPDF画面上に表示されますのでご確認ください。

3.特色をK版に置き換える(1色印刷の場合)
  [アドバンスト → 印刷工程 → 色を置換]を選択します。
  【色を置換】ダイアログが表示されます。
 
  ≪Acrobat8の場合≫
 [文書の色]で特色を選択し、[アクション]で【プロセスブラック(または他の色)にマップ】を選択して「変換後のカラースペース]は【Japan Color 2001 coated(推奨)】、[変換オプション]は【プロファイルを埋め込まない】を選択し、【黒のオブジェクトを維持】をチェックしてOKをクリックしてください。 

  ≪Acrobat9の場合≫
  [一致条件]の[カラータイプ]で【特色】を選択し、[変換属性]の[変換コマンド]を【プロファイル変換】、[変換のプロファイル]を【Dot Gain 15%】を、[レンダリングインテント]は【知覚的】を選択し、変換のオプションで【黒を維持】にチェックしてOKをクリックしてください。

4.特色をCMYKに分解して変換する(4色印刷の場合)
  [アドバンスト → 印刷工程 → 色を置換]を選択します。
  【色を置換】ダイアログが表示されます。

  ≪Acrobat8の場合≫
  [文書の色]で特色を選択し、[アクション]で【変換】を選択して、「変換後のカラースペース]は【Japan Color 2001 coated(推奨)】、[変換オプション]は【プロファイルを埋め込まない】を選択し、【黒のオブジェクトを維持】をチェックしてOKをクリックしてください。

  ≪Acrobat9の場合≫
  [一致条件]の[カラータイプ]で【特色】を選択し、[変換属性]の[変換コマンド]を【プロファイル変換】、[変換のプロファイル]を【Japan Color 2001 coated(推奨)】を、[レンダリングインテント]は【知覚的】を選択し、変換のオプションで【黒を維持】にチェックしてOKをクリックしてください。

5.別名で保存
   PDFデータを別名で保存します。

いかがでしょうか?対処できましたか?

その他、詳しくはサポートセンターまでお気軽にどうぞ。

印刷のフデビン

お知らせ, データ制作にあたってのご注意