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カテゴリー ‘データ制作にあたってのご注意’ の過去の記事

オフセット印刷用PDF[警告]「イラストレーターのオーバープリント指定になっていません 」の対処方法

2009 年 10 月 29 日

PDF/X-1aのAcrobatプリフライトチェック「フデビンチェック」で表示されるエラーメッセージの対処方法についてご紹介します。
「このPDFはイラストレーターのオーバープリント指定になっていません! 」の対処方法

このPDFには イラストレーターのオーバープリント指定になっていません!
Illustratorのオーバープリントモード[1]ではない場合、
背面のカラーが削除されてオーバープリントになりません。
■このエラーへの対応策■ 
Acrobatのフィックスアップでオーバープリントモードを変更します。
ここでは新規のフィックスアップを追加作成して
モードを変更する方法を説明しますが、
一度作成したフィックスアップは保存されますので、
次回からは「3.フィックスアップを実行する」から行ってください。

   
 ≪Acrobat≫
  1.新規にプリフライトプロファイルを作成する
    [アドバンスト→印刷工程→プリフライト]を選択します。
    [プリフライト]ダイアログが開きます。
   
    ≪Acrobat8≫
     [編集]をクリックすると、
     [プリフライトプロファイルを編集]ダイアログが表示されます。
     +(プラス)アイコンの[プリフライトプロファイルを新規作成]をクリックして、
     [プリフライトプロファイル編集]ダイアログを開きます。
     [カスタムプロファイル]に[新しいプロファイル1]が追加されています。

    ≪Acrobat9≫
     [オプション]から[プリフライトプロファイルを新規作成]をクリックして、
     [プリフライトプロファイル編集]ダイアログを開きます。
     [カスタムプロファイル]に[新しいプロファイル1]が追加されています。

  2.フィックスアップを追加する
    [新しいプロファイル1]のリストの中から【フィックスアップ】を選択します。
    右側にフィックスアップ更新画面が表示されます。
    [すべての使用可能なフィックスアップ]から
    【すべてのテキストおよびベクトルオブジェクトの
    オーバープリントモードを1に設定】を選択し、
    下の矢印ボタン[プロファイルに含める]をクリックして
    [このプロファイルのフィックスアップ]に追加します。
    [名前]の[新しいプロファイル1]とあるところを
    【オーバープリントモードを1に設定】に変更して、
    [保存]をクリック後[OK]をクリックして、
    [プリフライトプロファイル編集]ダイアログを閉じてください。

  3.フィックスアップを実行する
    [プリフライト]ダイアログからから、
    新規追加した(または既に登録済みの)フィックスアップ
    【オーバープリントモードを1に設定】を選択します。
    【解析してフィックスアップ】をクリックしてフィックスアップを実行してください。
    [別名保存]で保存先を指定して保存してください。
    実行結果を確認してダイアログを閉じます。

  4.別名で保存
    PDFデータを別名で保存します。

いかがでしょうか?対処できましたか?

その他http://www.fudebin.com/su5000.phpや、詳しくはサポートセンターhttp://www.fudebin.com/su2003.phpまでお気軽にどうぞ。

印刷のフデビンhttp://www.fudebin.com/

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オフセット印刷用PDF[エラー]「文書が暗号化されている」の対処方法

2009 年 9 月 15 日

PDF/X-1aのAcrobatプリフライトチェック「フデビンチェック」で表示されるエラー
メッセージの対処方法についてご紹介します。
「文書が暗号化されている」の対処方法
暗号化されたファイルは、たとえパスワードが不要な場合でも、
Photoshop や InDesignなどの多くのアプリケーションで操作できません。
また、PDF/X規格では暗号化が禁止されています。
 
 
■このエラーへの対応策■ 
Acrobatでセキュリティ設定を解除し、再入稿してください。
 
 ≪Acrobat≫
   1.ファイルメニューで【プロパティ→セキュリティ】を選択します。

     [セキュリティ]タブが表示されます。
   2.[文書のセキュリティの解除]
     [セキュリティの方法]の中から【セキュリティなし】を選択してください。
     パスワードを聞いて来ますので、指定されたパスワードを入力して
     【セキュリティなし】状態にしてください。
     解除したら、OKをクリックして[セキュリティ]タブを閉じてください

   3.別名で保存
     PDFデータを別名で保存します。
いかがでしょうか?対処できましたか?

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オフセット印刷用PDF[警告]「オブジェクトは RGBを使用」の対処方法

2009 年 9 月 10 日

PDF/X-1aのAcrobatプリフライトチェック「フデビンチェック」で表示されるエラーメッセージの対処方法についてご紹介します。
「オブジェクトは RGBを使用」の対処方法
このPDFには、カラースペースがRGB (デバイスRGB)のオブジェクトが含まれています。
通常、印刷用PDFで使われるカラースペースは、CMYKが基本となりますので、RGBをCMYK(またはグレースケール)に分解します。 
  
 
■このエラーへの対応策■
Acrobatで色の置き換えを行い、
RGBオブジェクトを「CMYK(またはグレースケール)に分解して変換」を行います。

 ≪Acrobat≫
 1.[アドバンスト→印刷工程→出力プレビュー]を選択します。
   【出力プレビュー】ダイアログが表示されます。

 2.[出力プレビュー]でRGBオブジェクトを確認
   [表示]で[RGB]を選択すると、
   RGB部分のみがPDF画面上に表示されますのでご確認ください。
   同様に[DeviceRGB] を選択すると、
   DeviceRGB部分のみが表示されますのでご確認ください。

 3.RGBをCMYKに分解して(またはグレースケールに)変換する
   [アドバンスト→印刷工程→色を置換]を選択します。
   【色を置換】ダイアログが表示されます。
 
   ≪Acrobat8の場合≫
     ○RGB→CMYKに変換
     [文書の色]で[デバイスのRGB]と[キャリブレーションRGB]を選択し、
     [アクション]で【変換】をそれぞれ指定します。
     それ以外の項目は【保持】を指定します。
     「変換後のカラースペース]は【Japan Color 2001 coated(推奨)】、
     [変換オプション]は【プロファイルを埋め込まない】を選択し、
     【黒のオブジェクトを維持】をチェックしてOKをクリックしてください。

    ○RGB→グレースケールに変換
     [文書の色]で[デバイスのRGB]と[キャリブレーションRGB]を選択し、
     [アクション]で【変換】をそれぞれ指定します。
     それ以外の項目は【保持】を指定します。
     「変換後のカラースペース]は【Gray Gamma2.2】、
     [変換オプション]は【プロファイルを埋め込まない】を選択し、
     【黒のオブジェクトを維持】をチェックしてOKをクリックしてください。

   ≪Acrobat9の場合≫
     ○RGB→CMYKに変換
     [一致条件]の[カラータイプ]で【任意のRGB】を選択し、
     [変換属性]の[変換コマンド]を【プロファイル変換】、
     [変換のプロファイル]を【Japan Color 2001 coated(推奨)】を、
     [レンダリングインテント]は【知覚的】を選択し、
     変換のオプションで【黒を維持】にチェックして
     [変換プリセット]の【追加】をクリックしてください。
     [変換プリセット]が追加されました。
     次に[一致条件]の[カラータイプ]で【任意のCMYK】を選択し、
     [変換属性]の[変換コマンド]を【保持】を選択し、
     変換のオプションで【黒を維持】にチェックしてOKをクリックしてください。

    ○RGB→グレースケールに変換
     [一致条件]の[カラータイプ]で【任意のRGB】を選択し、
     [変換属性]の[変換コマンド]を【プロファイル変換】、
     [変換のプロファイル]を【Gray Gamma2.2】を、
     [レンダリングインテント]は【知覚的】を選択し、
     変換のオプションで【黒を維持】にチェックして
     [変換プリセット]の【追加】をクリックしてください。
     [変換プリセット]が追加されました。
     次に[一致条件]の[カラータイプ]で【任意のCMYK】を選択し、
     [変換属性]の[変換コマンド]を【保持】を選択し、
     変換のオプションで【黒を維持】にチェックしてOKをクリックしてください。 

 4.別名で保存
   PDFデータを別名で保存します。
いかがでしょうか?対処できましたか?

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オフセット印刷用PDF[警告]「このPDFにはオーバープリントに設定された白の線オブジェクトがあります!」の対処方法

2009 年 9 月 3 日

PDF/X-1aのAcrobatプリフライトチェック「フデビンチェック」で表示されるエラー
メッセージの対処方法についてご紹介します。
「このPDFにはオーバープリントに設定された白の線オブジェクトがあります!」の対処方法
このPDFには オーバープリントに設定された白の線・オブジェクトがあります!
イラストレータでは白い線・オブジェクトに対して、オーバープリントを指定することができてしまいます。
しかし、オーバープリントをすると白い線・オブジェクトは印刷時点で透過されてしまい、見えなくなってしまいます。したがって、白の線・オブジェクトは印刷されないことになります。
■このエラーへの対応策■
カラースペースがCMYKでオーバープリント設定に不備がある場合は、元データに戻って修正する必要があります。
出力プレビューで問題のオーバープリント部分を確認し、元データでオーバープリント設定を解除します。
<出力プレビュー>
 オーバープリントに設定された白の線・オブジェクトを判別します。
 その後、Illustratorでオーバープリント設定を解除します。

 ≪Acrobat≫
  1.PDFメニューで【アドバンスト→印刷工程→出力プレビュー】を選択します。
    [出力プレビュー]ダイアログが表示されます。
  2.[オーバープリントのシミュレート]
    【オーバープリントのシミュレート】にチェックすると、
    PDFのプレビュー画面内にオーバープリントをした際のイメージが表示されます。
    この時、白の線・オブジェクトが透過して(消えて)表示されます。
    透明になった部分が問題の線・オブジェクトなので、
    元データをIllustratorで開きオーバープリント設定を解除します。

 ≪Illustrator≫
  3.[線にオーバープリント]の解除
    Illustratorメニューで【表示→属性】を選択します。
    [属性]ダイアログが表示されます。
    問題の白の線・オブジェクトを選択し、
    [属性]ダイアログの[線にオーバープリント(または塗りにオーバープリント)]のチェックを外します。
  4.別名で保存。
    元データを別名で保存して、PDFに変換し直します。
いかがでしょうか?対処できましたか?

その他http://www.fudebin.com/su5000.php、詳しくはサポートセンターhttp://www.fudebin.com/su2003.phpまでお気軽にどうぞ。

印刷のフデビンhttp://www.fudebin.com/

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